■主流と非主流にミシン目
「すでに120カ所を超えている」。高市氏の事務所関係者は応援依頼の多さに驚く。総裁選で高市氏を支援した議員だけでなく、林芳正官房長官や河野太郎前デジタル相の陣営だった議員からも依頼があるという。
高市氏は先月27日の総裁選で党員票トップで、保守派人気を裏付けた。推薦人20人のうち14人を占めた旧派からの期待は今、さらに膨らんでいる。政治資金収支報告書に不記載が確認された旧派などの議員に関し、公認した場合も比例代表との重複立候補を認めないなど厳しい対応を首相が決めたからだ。
旧派の中堅議員は「政権を支えようと思ったがもう無理だ」と漏らした。主流派と非主流派のミシン目が浮き彫りになった党内。「高市氏の出番が早くなる」。側近議員がつぶやいた。
■敵味方応援で仲間づくり
総裁選の決選投票で高市氏を支持し、首相と距離がある大物2人との連携もささやかれる。
「俺も菅(義偉元首相)も長くなかった。石破も(首相在任は)長くないだろう。勉強はしなくていいから仲間を作れ。勉強をしたければ英会話でもやっていろ」
人付き合いが苦手な高市氏は、総裁選投開票の直後、面会した麻生太郎・党最高顧問からこう助言された。深夜には周囲に「今日をスタートと考え、頑張る」と再起を誓った。翌日には首相から党総務会長就任を打診されたが固辞し、自ら非主流派の道を選んだ。
今月7日の衆院本会議前、高市氏は国会議事堂内で茂木敏充前幹事長を見つけ、笑顔で歩み寄って握手を求め、茂木氏は満面の笑みで応じた。以前は距離があった2人は、「次」を見すえて距離を縮めたようだ。
公示の翌日には推薦人だった高鳥修一衆院議員が出馬する新潟5区に応援入りする。高市氏側近は「首相は敵を作ってばかり。高市氏が衆院選で敵味方なく応援に行けば仲間が増える」と語る。(長橋和之)
10/8(火) 21:49配信 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/63c4293ab071bb62e72fe8a5d38a1f788c0b4996
引用元: ・高市早苗氏「反石破」の旗頭か 衆院選で再始動、応援依頼殺到、麻生・茂木氏も接近 [蚤の市★]
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